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楪とは

NPO法人ホームホスピス武蔵野

理事長 嶋崎 叔子

   楪の木は、初夏に新しい葉が生えてから、古い葉がおちていきます。「あとは頼んだよ」と新葉に託し譲るように散っていくことから「譲る葉」-「ゆずりは」と呼ばれるようになったそうです。

 

 私たち人類も多くのものを譲り受けて、この世に生まれ、また次の時代に譲っていくという営みを繰り返してきました。

 

 私はホスピスで母を看取りました。その後、ホスピスケアを受けた人々が集う遺族会を通して、いろいろなお話を伺いました。その中で、どんなに辛くても、寂しくても、同じ思いの人がいると思えることで人は生きていくことができることを知りました。

 

 そして、その仲間や同じ志を持つ新しい仲間と共に、宮崎にあるホームホスピス宮崎の「かあさんの家」のような家を作ることにしました。

 

 人々の「暮らし」と「いのち」をその最期まで支えていくことを目指し、ホスピスでうけた「おもてなしのこころ」を世の中にバトンタッチしていこうと思っています。

 

 どうぞ、見守ってください。

 

 

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